Wednesday, October 31, 2012

英語の習得

20126月末に渡米してから4ヶ月、振り返ると一瞬。
当初決めた「飲み会>授業」という精神を貫く2年間を全く体現出来ておらず猛省中。

飲み会と授業のどちらに優先順位を置いて2年間過ごすのか?
MBA生の多くは、出来る活動が多すぎるので、有限な時間で効率的に活動を行うために、やりたいことを制限する必要がある。

自分が2年間で力を入れたいことは以下2点だったはず。
1)英語力を高める
2)友達を創る

1)英語力を高める
英語力を高めるためには、授業に出るより、飲み会参加の方が圧倒的に実力がつくと思う。
というのも、発言する回数は、1日の授業内でトータル5分~10分程度。
1回の授業で30秒しかないかもしれない。
一方、飲み会でサシでネイティブと2時間飲んだ場合は、半分の1時間くらいは喋っていることもある。圧倒的に話す時間の長さが違う。
Amyにサマースクール最終日に指摘されたように、毎回の授業で、「教授が質問することを想定して、その回答を10分間1人で話してみる」ということをやり続ければ、新しい表現をどんどん前向きに覚えていける。
なので、優先順位のバランスが重要で、飲み会に重点を置くとはいえ、授業の予習を一応こなすことは必要。
飲み会でも、「事前に話したいことをイメージしたり、使いたい表現を想像しながらパーティに挑む」という意識を持つことが重要だと思える。

2)友達を創る
授業で話す友達よりも課外活動で創る友達の方がよほど深い仲になれる、と自分は経験上感じる。なので、特に興味のある分野(マラソン、ゴルフ、テニス、プロフェッショナルクラブ、料理...に関してはサークル活動で色んなヒトとの出逢いを大切にしたい。
一方で、渡米前にライフネット生命の代表取締役でハーバード大学を卒業された岩瀬さんに言われて印象に残っていることがある。
彼曰く、「留学中の2年間で本当に仲の良い友人が5人出来れば良い!と思って過ごしていた。
だから飲み会にもパーティにも殆ど参加しなかった」とのこと。
「クラスメイトの結婚式に出席するために世界中を飛び回っている日本人同期もいるが、自分には深い友人がいて彼らとLAでたまに会ったり旅行に行ったりする。それでも十分に楽しい」とのこと。
友達と知り合いの価値は違うし、人と会うことが目的化してはいけない。
自分は、岩瀬さんが言うように、卒業後も一緒に飲んだり語ったりして刺激を受ける仲間がいたり、バカな遊びを出来る友達が出来れば良い。
こういう友達は授業でいくら一生懸命時間を共有していても、なかなか仲良くなるのはしんどいと思っている。
「飲み会>授業」のバランスは難しいけれど、見失った目標をもう一度、意識しておく。

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Monday, October 29, 2012

キヨシ(My room mate)


MBA留学で開始したルームシェア生活。4ヶ月経った今、ルームシェアに対して思うのは
100%満足している」ということ。

今後、独身で留学する方には絶対に絶対にオススメする。
良い理由は大きく以下5点。

1) 親友になる
入学して苦労しているのは深い友達を作ること。
学校で挨拶する友達や飲み会でよく話す友達、授業前後に話すメンバーは固定化されてきているけど、彼らとの距離が卒業後も関係を続けられるような深くて近い関係になっていると自信を持って言えない。
でも、Kioとは卒業後もずっと友人関係が続いていくんだろうなぁと思えるほど、信頼しているしコミュニケーションの量が多い。
ルームメイトでnegativeな要素があっても、それ以上に友人が1人出来るのは貴重。

2) 視野を広げることが出来る
一緒にいて、ひょんなことから発見する価値観の違いや意見の食い違いが面白い。
例えば、彼がメキシコに絶対に戻りたくない理由や、アジアとは全く異なるアメリカ人的な恋愛に対する考え方は聞いていて発見がある。プライベートなことなので具体的には書かないけれど。
日常でも、一緒にリビングで見ているアメフトのルールを丁寧に教えてもらったり、自分が聞き取れていないスピーチの話を解説してもらったり非常に心強い。

3) 英語を話す機会が圧倒的に増える
MBA留学をして気づくのが、英語を話す機会が意外と少ないということ。
たとえ授業があったとしても、90分の授業が1日に3回あったとして、それぞれで130秒づつ発言しても、わずか130秒程度。
授業外で友達と話したりプロジェクトの打ち合わせをすると一気にスピーキング量が増えるけれど、毎回機会があるとは限らない。
でも、ルームメイトとは、毎日顔を合わすし、夜にリビングで話す時間は最低でも5分以上、長ければ1時間以上話し続けている。テーマも幅広く、授業、進路、飲み会、趣味、近況、なんでも話す機会がある。

4) 共通の友達が増える
飲み会に誘い合ったり、共通のイベントに一緒に向かいあい、お互いが知り合いを紹介し合う機会があるので、どんどん効率的に知り合いが増えていく。
今となっては既に知り合いが増えたので何ともないけれど、最初の1ヶ月は、飲み会やパーティでKioを見つけると凄く安心した。
同じことはSIIBSプログラムの同級生にも当てはまる。

5) 試験や課題を助け合える
1年生はwaive(免除)しない限り、共通の必須科目を受講する。その際、講師や授業時間帯が違っても、一斉に課題を提出するタイミングが訪れる。お互いに助け合いながら解くこともあるし、それぞれが持ち寄った解答を見せ合いながら正解に辿り着くために議論することもある。
同じ部屋のリビングで勉強する際、非常に効率的に勉強することが出来る。

Saturday, October 13, 2012

Whartonで役職に就く。

Whartonには多数のクラブがあり、文化系の活動の1つにJapan Clubがある。

そのJapan Clubの役職で、「アウトリーチ」という職に就かせていただくことになった。
主に、日本人の受験生の方々がCampus Visitに来られる祭に対応することが活動内容になる。加えて、日本人Wharton生が増加することを目標に動いていきたい。

今日、お会いしたWharton卒業生の元アウトリーチ担当が指摘してくださった、「日本人Wharton生増加のために出来ること」として、

1:出願者数を増やす活動
2:出願者が合格しやすくなるための活動
3:合格した方がWhartonを選んでくれるための活動

と3点の活動に分類出来る。

1:出願者数を増やす活動
日本でのWharton公式説明会、アゴス夏祭りのイベントでWhartonの魅力が伝わるよう、より盛り上げるために動く。
沢山の受験生が参加してくれる告知活動を執り行う。

2:出願する受験生が合格しやすくなるための活動
TOEFL、GMAT受験方法はどの学校にも共通することで伝えられるノウハウは共有していきたい。それ以上に強調したいのは、「受験生がエッセイ作成・インタビュー対策を効率的に準備出来る情報提供」。
自分自身、受験時代には、各在校生サイトの日本語サイトを参考にエッセイを仕上げ、非常に助かった経験があるのでキッチリと行っていきたい。

3:合格した方がWhartonを選んでくれるための活動
合格後にWhartonと他校を迷う受験生は毎年複数いる。
Whartonは魅力的だということをしっかりとフォローして伝えていく。十分な情報を提供出来ずに、合格者が他校を選ぶのは残念。
これまでは個人的なWhartonファンだったが、今後は要職に就いた責任者といてWhartonの魅力を伝える布教活動を行っていきたい



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Thursday, October 11, 2012

日本の良さ

アメリカに来てから体感した日本の魅力。

「四季」

フィラデルフィアには秋が無い。あったかもしれないけど、29年間、春夏秋冬に馴染んでいる自分にとって、夏が過ぎて一瞬にして冬になった感覚。大事なものを無くしたような寂しさ・抵抗を感じた。
これまで秋にしか出来ないことに意識的に打ち込んできたわけではないけれど、紅葉や秋の味覚を感じないまま、冬を迎えるのは本当に寂しい。ファッションやインテリアで秋を意識している人も同様の思いをしている。

京都の田舎で梅林園に囲まれて育ったので、秋の風景は容易に思い出す。
渡米してアメリカの良さを発見する以上に日本の良さを思い出す機会が多いのだが、四季に関しては、どうしても記録したかった。
10月上旬に冬入りしたアメリカで、「日本人で良かった」と改めて感じる。


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Monday, October 8, 2012

クラスが始まって1ヶ月半

アメリカに来て3ヶ月半、MBA開始から約2ヶ月が経過して、気づいたことを2点。

1)楽しい
フルタイムのMBA生1学年840人が12のコホート(クラス)に分かれ、70人程度で必修の授業を受けている。クラスメイトはバックグラウンドも国籍も様々で、日本人は自分1人だけ。
テーマによっては全くクラスメイトの発言が理解出来ないけれど、予想以上に皆supportiveで協力してくれるので、感謝の気持ちでいっぱいになる。
例えば、マーケティングの授業中、突然自分がコールドコールされ、しどろもどろになって説明した時のこと。「恥をかいてしまったなぁ」と思っていても、教授は発言をフォローして受け入れてくれるし、クラスメイトは授業後に、自分の発言が良かった!と声をかけてくれる。そういう気遣いが嬉しく、「次こそ頑張ろう!」と思える。

2) 忙しい
週を重ねる毎に忙しくなっていく。
どの授業も基本的に毎週or隔週でレポート提出や小テストがある。これらを仕上げるのに非常に時間を取られる。
ファイナンスや統計に関しては、授業についていけておらず、周りの優秀なメンバーに助けてもらい、締切ギリギリに仲間の助けで何とか仕上げている。
マーケティングに関しては、クラスメイトとの打ち合わせの議論の理解が追いつかず、大苦戦している。ラーニングチームメンバー6人で議論していて、一人議論に追いついていない時間が非常に辛い。
さらに毎日、ランチ・夕方に様々なクラブの説明会やフリーディナーが開催されている。
そして著名人の講演も毎週何本もある。
全部出れないし重なるので、部分的に選びながら、途中で切り上げてレポートを仕上げる日々。

睡眠時間が全然足りない。



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Sunday, October 7, 2012

Staten Island ハーフマラソン

NYでのハーフマラソンに参戦するためにフィラデルフィアからアムトラックで移動、2日前に現地入りした。
翌月のフルマラソン(NYCマラソン、フィラデルフィアマラソン)の最終調整のためにdeallineギリギリで参加を決意!

事前受付
アメリカのマラソン大会は、だいたい2日前・1日前に受付を済ませるために展示会場に行く必要があり、ゼッケンや参加賞Tシャツを前日までに受け取る。
残念なのは、2日前に全てSサイズ・Mサイズが出回ってしまい、土曜にはLサイズしか在庫がなく、当日にはXLサイズしか無かったこと。
アメリカのLサイズのTシャツを貰っても、自分にはXLサイズ級で利用出来ない。
さらに残念なのは、毎年、全ての大会で小さいサイズのTシャツが足りなくなるとのこと。物流担当者はもう少し機転を利かせて欲しいし残念である。

当日:レース前
アメリカに来て2本目のマラソン大会で気づいたのは、開始時間が非常に早いこと。
今回の大会は、レース開始が朝8時30分。
なので朝10時過ぎにはレースが終了して昼には帰宅している。
Staten Islandはマンハッタンの南端から出るフェリーに乗って向かう必要があり、当日の朝は5時起き。

地下鉄でフェリー乗り場に向かう際に隣に座ったNY在住の女性と話しながら会場に向かう。彼女はNYCマラソンを90年代から10回以上参加し続け、今年も参加するとのこと。2人で記念に撮影!












ドバイで行われたマラソンの参加時に購入したリュックを背負っていたベテランランナー。
朝方のフェリーはランナーで溢れていたが、滞りなく乗車出来た。

レース展開
・9月末に2週連続で参加したUniversity of Pennsylvaniaのマラソン練習会が激しいスピード練習で、ふくらはぎへの痛みが生じたため、直前1週間は全くトレーニング出来ていなかった。
前日にNYの日本料理屋で、ビール・日本酒を浴びるように飲んでしまい、泥酔状態でフラフラ。
・とはいえ、7月160km, 8月201km、9月243kmという走行距離は人生最大だったし、先月のベストを更新出来る自信が無駄にあった。2012年9月16日のRock Rollマラソンでのペース配分失敗の経験を活かしペースを1km4分30秒で走ることに決めていた。
・スタート直前に、Upennのマラソンサークルの代表・副代表のカップルを発見して写真撮影。












手元の時計で、
1時間37分58秒
目標の1時間35分切りは出来なかったものの、先月の1時間41分から4分の記録更新を達成した。
ガーミン1km毎のラップ結果は以下の通り。






















上記の通り、平均ラップは4分35秒と目標よりも5秒遅い結果。
・最初の1kmを4分26秒で走った際の疲労感は激しく、敢えてAverageを4分40秒程度に下方修正した。
・15km地点での登り坂は体力を奪われ、ペースが20秒落ちてしまう。
・10マイル地点(16km地点)での疲労感は先月のハーフマラソンとは比べ物にならない位、凄まじかったけれど、残5kmのスパートをかける。ラップでは1kmあたり5秒程度しか早まってないが、16km地点で5秒早めるのは非常に苦しかった。
・最後の200mはダッシュで走り終え、ゴールした際はもう走れないという疲労感で、力を出し尽くした充実感で満足した。
・一方、目標タイムに対して3分遅れた(1kmあたり10秒程度遅れた)状況を改善するには、さらなるスピード練習が必要だと痛感した。
コースに関して
・急な曲がりが何度もあり、軽い登りが5箇所程度、300m程度の長い登りが1箇所あり、苦しいコース。
・応援はゴール・スタート地点は沢山頂いたが、その他は殆どなく、寂しい大会だと感じた。皆さんボランティアで声援をくださるので贅沢は言えないが、沢山の励ましが力になるのは事実なので。ランネットの応援評価があるとすれば、3.5点程度で、日本だと、1月に開催される高槻ハーフに近い。
・自分がゴールした10分後に雨が降り始め、2時間以上かかるランナーにとっては非常に厳しいレースになった。

今後に関して
・走っている最中に、ふくらはぎへの痛みは感じなかったが、終了後は、少し痛みがあった。1週間の練習を休んでも続く痛みは深刻。少しオーバーワーク気味だと思うので、練習量を控える1ヶ月にする。
・これでフルマラソンのための事前大会参加は終了。あとは、11月4日NYCマラソン、11月18日フィラデルフィアマラソンを迎えるのみである。

写真はNY牛角での打ち上げの1枚。毎月セントラルパークで走っている日本人サークル、EPICの皆さんと!

Monday, October 1, 2012

登録している授業の感想!

Whartonは2学期制(2セメスター)で、さらに2期間(2クォーター)に区分される。
1クォーターで以下の授業を登録。現在1ヶ月経過して、感じた各科目に関する感想。

1)STATS(統計)
全く面白くない。
分散、標準偏差など簡単な内容から深堀りして学んでいくのだが、正直、興味を持てない。
もともと経営してきた自分の感覚だと、ここで学ぶ内容は一生使うことは無いだろうなと思う。
一方、授業はものすごく大変。小テストやレポートはめちゃ準備が必要。

2)MAGEC(ミクロ経済学)
全く面白くない。
日本の大学で学ぶミクロ経済学とほぼ同様。事例がアメリカの最新の内容を取り入れていて興味深い部分もある。とはいえ基本的には数学中心のいわゆるミクロ経済学。課題は重く、辛い授業。

3)MKTG(マーケティング)
普通。
上記2科目ほどではないが、それほど興味を持てない。ケーススタディを読んでいて業界知識を身につけたり、シミュレーション分析をしていて新しい考え方を学ぶ機会は多い。さらにプレゼンテーション準備やレポート作成に関しても、チームミーティングで学ぶことが多いと感じる。
一方、教授の教え方には難アリ。話が基本的につまらないし、各授業のまとまりが無い。授業の盛り上がりに欠けると感じて、平均すると普通。

4)FNCE(コーポレイトファイナンス)
面白い。
授業の教材が非常に分かりやすく、レポート課題は重たいが、学びが多い。ファイナンス初心者の自分として、授業内容は効率的に学べるよう非常に工夫されていることを感じる。

5)Business writing(ビジネスライティング)
普通。
今学期で唯一の選択科目で、オークションで1100ポイントを使用して落札した貴重な科目。上記ファイナンスは100ポイントなので、非常に高価な科目。理由は少人数制だから。
でも受講前に期待をし過ぎていた。「この講義を受ければ、ビジネス上で必要なライティング能力が全て身につく」と勘違いしていた。今までの英語学習と同様、簡単に英語能力は高まらないのは明らか。この科目の毎週の課題を仕上げるために期限ギリギリに慌てて作業していて、正直、うまく使いこなせていない。

1)2)3)は必須科目、4)は準必須科目、5)は選択科目で、卒業生からは必須科目が一番面白くないという噂を聞いていたけれど、予想以上につまらないのは残念。
とはいえ、MBAに来たことは全く後悔しておらず、毎日刺激を得る機会は沢山ある。
授業に関しては、選択科目を中心に受講する際にはもっと面白くなるだろうから、それを楽しみに今の苦行を乗り切りたい。