Sunday, July 1, 2012

MBA受験 1)合格のために心がけるべきこと

MBAトップ校合格のために、自分の経験談を項目毎のTipsにまとめ、数回に分けて投稿する。
初めから読む場合は、こちら(MBA受験ノウハウについて)を参照。
1)MBA受験合格のために心がけるべきこと
2)TOEFL
3)GMAT
4)エッセイ、推薦状
5)インタビュー
6)奨学金獲得
7)資金調達

まずは
1)MBA受験合格のために心がけるべきこと
について、体験談&Tipsを綴りたい。受験結果・プロフィールは以下。

α:受験結果
2010-2011年
@不合格
×Haas(interview無し)

2011-2012年
@合格
○Wharton
○Columbia
○NYU
○Darden
@不合格
×HBS(interview無し)
×Stanford(interview無し)
×Chicago(interview無し)
×MIT(interview無し)
×Cornell(interview無し)
×UCLA(interview無し)
×Tuck(interview有り)
@途中辞退
△Duke(interview有り)

奨学金
@合格
○フルブライト奨学金
○伊藤国際教育交流財団
@不合格
×平和中島財団

β:プロフィール
年齢:29歳
職歴:リクルート(営業2年)、自動車企業(会社経営4年)
最終学歴:東京大学経済学部(2006年卒)
GPA:2.9
TOEFL:107 (R30,L24,S23,W30)
GMAT:710 (V34,M51, AWA5.0)
海外経験:無し
私費

振り返って感じるのは、本当に厳しい受験だった、ということ。
特殊なバックグラウンド(20代で社長を経験)が活きると期待していたが、実際は負けの連続で最後まで相当悩まされた。
トップスクールに限ると、純ドメ、英語力低(TOEFL950点以下)であれば、最低2年、出来れば3~4年の期間を受験準備期間として要する。

「そんなに時間がかかるの?」と思うかもしれないが、実際に「純ドメ、仕事で英語をメイン使用しない」のであれば、長期間を想定しておくのが安全。

※参考:理想のスケジュール(自分のモノではないが、自分の英語力を想定)
20X1年01月 MBA受験を思い立つ。受験準備開始。TOEIC900点、海外経験は旅行程度、国立文系出身。TOEICは900点。
20X1年02月 まずはTOEFLを受験して63点(R20点、L15点、S13点、W15点)。予備校に通う。
20X1年08月 ひたすらTOEFLの勉強を続け、10回目のTOEFLで85点(R26点、L19点、S20点、W20点)。リーディング25点overに歓喜!GMAT開始。
20X1年12月 ひたすらTOEFLの勉強を続けつつ、15回目のTOEFLで90点突破。濱口塾GMAT講座前半終了。後半へ!
20X2年04月 ひたすらTOEFLの勉強を続けつつ、20回目のTOEFL95点突破。濱口塾GMAT講座後半終了。いったんTOEFL受験をストップし、GMATに専念。リスニングは毎日実施。
20X2年05月 GMATの復習を繰り返しながら、GMAT1回目受験600点。ショックで復習を鬼のように開始する。
20X2年10月 GMAT5回目受験で700点突破!!歓喜!TOEFL受験勉強を再開する。
20X2年11月 TOEFL25回目で100点突破(R29点、L22点、S22点、W27点)。さらに徹底的にトレーニングを再開。
20X3年06月 TOEFL35回目で105点突破(R29点、L25点、S23点、W29点)。さらに徹底的にトレーニングを再開。
20X3年12月 TOEFL40回目で107点突破(R29点、L27点、S23点、W29点)。奨学金出願に向けて、エッセイ開始。
20X4年05月 フルブライト奨学金出願。
20X4年06月 TOEFL50回目で110点突破(R29点、L28点、S24点、W29点)。エッセイ準備の本格化。
20X4年10月 ハーバード、スタンフォード大学などトップMBAスクールに出願。インタビュー準備の開始。フルブライト奨学 金面接受験。
20X4年11月 ボストンでハーバード大学の面接、カリフォルニアでスタンフォード大学の面接を受験。
20X4年12月 フルブライト奨学金、伊藤奨学金から合格。
20X5年01月 ハーバード、スタンフォード大学などトップMBAスクールから合格。

WEB上には失敗事例は極端に少なく、成功事例が溢れている。これが落とし穴。氷山の一角の合格体験記のように受験準備が進むことは殆どない。
ちなみに、成功の定義は、「受験を途中で諦めずに、MBA合格に至るまで受験を続けて、海外のビジネススクールから合格を勝ち取ること」。
圧倒的多数は、受験を始めても自然消滅していく。某予備校のデータだと、実際にお金を振り込んでも、最終的に受験まで辿りつく人は、2割程度とのこと。
僕はTOEFL67回受けたと言うと驚かれる。が、それは同等の英語力の大量の受験生が途中でドロップアウトしていくorスケジュール想定に失敗してスコアが低いままランクを落として出願していくから。
断っておくが、ランキング上位じゃなければ意味がないと言いたいのではない。

長期間の受験を想定した際、最も重要なのは、
「本当にMBAをとりたい!」「MBAをとって○○がしたい!」という志・夢。
有名ブログに「MBA受験の動機はノリ」と書いている方がいらっしゃるが、緩い志望動機は受験の長期継続のうえで極めて危険。
というのも、長期間(2年以上)受験を続けていると、逃げる理由(敢えて逃げると表現)が沢山思い浮かび、辞めたくなる。その際、逃げたくても絶対に受験を辞めない!という気持ちにさせてくれるのは、将来のビジョンだったり、長期的な自分がなりたい姿だと思う。
僕からすれば、一度志した受験を辞めることは「逃げ」だし「格好悪い」し、そんな人は、「ビジネスマンとして成功する可能性は低い」と思っている。

2008年10月にアゴスに入塾後、TOEFL受験回数67回、リアプリ、500万円以上費やした自分の経験は、苦労している純ドメ生の参考になると思うし、これからも日本人のMBA受験者数・合格者数を増やすために、全面的にノウハウを公開、攻略法を伝授することが責務だと感じる。
従って、今後数回にわたり、きっちりとoutputしていきたい。

MBA受験 2)TOEFL 全体 に続く。

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